僕トク的なアレ

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本質や合理性、考える方法について探してる人におすすめ。ひろゆきさん著、「無敵の思考」の感想

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そもそも論からルールを決めて生きることができれば、人生のコスパは劇的に上がる。

消防の時から2chねらやってます。@Rnmtsuです。
ネット界のハマタこと唇オバケ。もといタラコ
実はその正体は…2ch管理人である西村博之さん(失礼)の新著を読みました。



著書の概要

無敵の思考 ――誰でもトクする人になれるコスパ最強のルール21

無敵の思考 ――誰でもトクする人になれるコスパ最強のルール21

ひろゆき流「幸福論」が、この一冊に!

◎著者は、2ちゃんねるやニコニコ動画を手掛けた、世界一の管理人・西村博之氏
◎効率よく幸せに生きるための「コスパいい考え方」を紹介
◎体系的かつ網羅的に思考法をまとめた、自身初のビジネス書です

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「考え方」で人は、〝幸せ=無敵〟になれる!

世の中には、お金があれば幸せになれると思っている人がいます。
お金だけじゃなく、「能力があれば」「頑張り続けたら」「ポジティブ思考だったら」と、
いろいろな思い込みを持って自分が今、不幸であることを悲観する人がいます。

でも、これはかなりの部分が幻想であって、思考停止に近い。

いま、会社員が給料というものをもらって、ずっと言われたことをやり続けてイヤな思いを我慢したりしています。
もしかしたら何百年後かには、「会社員って奴隷じゃね?」と思われてしまう気がするわけです。
「生活にお金がかかる」「楽しみを感じるのにお金をかける」という生き方をすればするほど、
そのために稼がなきゃいけないので、奴隷の状態に近くならざるをえません。

とはいえ、ただ正論を並べただけではつまらないというかダメですからね。
この本では、「ルールをつくる」という思考法を中心にしながら、一つ一つ納得していけるように、僕の考え方を紹介していこうと思います。



ポイントとしては起業しろだの独立しろ、幸せにいきる魔法の◯◯、等とは一味ちがったハウツー・自己啓発書かなと思います。著書自体がひねくれてますからね。

一般的、特にメディア上ではホリエモンと並べられることの多いイメージの著者。
実際にホリエモンとの共著も多数あることから、ホリエモンと著者は同じ意見だと思っている人が多い。
しかし、実際にはそれは半分正解で、半分間違っていると僕は思います。
たしかに両者は、テクノロジーを軸として多方面に造詣をもち、示唆に富んだ発言が目につきます。
やはりその方面では意見が合うことも多いよう。

ところが思想的な部分をかいつまんで見てみると、ホリエモンは夢想主義の気があるのに対して、著者は徹底した現実主義者なんですよね。
具体的な例だと、近年の起業ブームの話題時にホリエモンは起業賛成、著者は反対の意見です。
インターネットのメインストリームは個の時代だ、やれ起業だと囃し立てる発信が目立ちます。
それに対して、リアルな泥臭さや理不尽さを加味した上で、実際のデータになぞらえたファクトを根拠に、警鐘を鳴らしているのが著者なんです。

とはいえ、ホリエモンが悪な訳でもなく、ましてや劣っている訳でもないということを弁明しておきますね。
元々、起業家なんてイーロン氏然りでビジョナリーだと思いますし。
(堀江氏は超優秀だと思いますし、彼の思想にも僕は非常に共感するわけです。)


著書の内容

氏のブログエントリに著書の目次と序章が掲載されてます。
http://hiro.asks.jp/97412.html

内容が気になる方はこちらのリンクで見ていただくことにして、こちらでは僕が特に共感するポイントをいくつかピックアップしていきます。



ルール4「モノづくりをする」

僕は人生において「消費」と「生産」のバランスが大事だと思っています。
そして「生産」の比率が多いほど幸福度が高いという仮説があり、著書ではそこの部分をより分かりやすく言語してあります。
モノづくりをイメージする際、音楽・プログラミング・文筆・絵画などなど色々でてきますね。

今ではネットのちょっとしたリテラシーがあれば無料ですぐにツールやノウハウが出て来るので実質無料でモノづくりが出来ます。SNSを使っての発信も同様ですね。
反対にご飯を食べたりお酒を飲んだり、モノを買う行為は基本的にお金がかかります。
つまりこの2つの行為を比較した際に、よりコスパがよく満足感を得られるのは「生産」なんですね。
著書を読むと、お金なんかなくても幸せに生きられるという事の一部分が理解できるはずです。

ルール10「好きすぎることで食わない」

近頃のネットでは好きな事を仕事にするというのが呪詛のように発信されている訳ですが、そっち派閥の人もケーススタディとして逆張りしてる方の意見を読んでおくのもいいかと思います。
ちなみに個人的には、好きなことで"も"、仕事になればいいよね。って感じです。

ルール13「努力しないための努力をする」

著書にも記載ありますが、プログラミングのスキルを得る以前に、スキルを得るスキルを身につけてしまった方が良いです。
その初速は前者の方が早いかもしれませんが、後々になればなるほど後者が追い抜きさってしまうのは自明ですよね。だってより広く守備がとれるわけですから。
もしプログラミングが不要な世界になった時、なにか諸事情でプログラミングの仕事を辞めなければいけなくなった時、後者の人であれば生き残ることができる訳です。

おわりに

新著と言っても、ニコ生やブログなんかで普段日頃から発信してる歯に衣着せぬ物言いを編集さんがお手軽にまとめただけの本です。
なので日常的に著者のコンテンツに触れている人であれば目新しい事はなく、むしろ何処かで憶えのある事しか言ってないので満足度は低くなる可能性もあるかと。
ぼくは元々ひろゆきさんの思考に共感していたので、手元に置いておいて、ふとした時に読むガイドライン的な感じでもいいかなと思っています。
そもそも論が好きな方にはおすすめしたいですね。

しかし、ふと気になったんです。
外食しないって言ってるけど吉野家の牛丼はもう食べてないのかね…。

無敵の思考 ――誰でもトクする人になれるコスパ最強のルール21

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