僕トク的なアレ

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読書アウトプットとしての書評。書き方について調べてみた。

本のムシたちへ。

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著作者: Toffee Maky


読書の価値ってなんだと思いますか。

たとえば文学だと知らない世界の疑似体験。
たとえば専門書なら知的好奇心を満たす手段。
たとえばビジネス書なら自己啓発や仕事の糧に。


人それぞれの楽しみ方はあると思いますが、大体の人に共通するワードとして、
「自己成長」が挙げられるのではないでしょうか。


かくいう僕もその1人です。
学ぶ手段としての読書は、古今より普遍のインプット方法。と言えるのでないでしょうか。
ところが良質なインプットとして読書を選ぶのであれば、対となるアウトプットは絶対にかかせません。

「発信しなければ、得るものはない。」

メディアアクティビストの津田大介氏は著書「情報の呼吸法」にて、そのように発言しています。
つまりはI/O比を意識しなさい、との訳です。

情報の呼吸法 (アイデアインク)

情報の呼吸法 (アイデアインク)


rnmtsu.hatenablog.com
(こんな記事かいといて、最近ブログの存在を忘れかけてたのですが。。)



僕自身ずっと前から書評記事には関心があったのですけど、なんせ敷居が高いなと勝手に敬遠してしまい。
そもそも、書評と読書感想文の違いすらも、理解できていませんでした。
そんなある日、偶然にもAmazonで今回の書籍をみつけ即購入。



BlogArts: 書評記事の書き方

BlogArts: 書評記事の書き方


R-styleという有名なブロガーさんの電子書籍です。
書評記事だけでも300以上公開されています。経験則としては十分すぎますね。
あくまでブロガーとしての立ち位置で、「書評」のワードに縛られず、自由に書いた方がいいとしつつも、
たくさん考えられるフォーマットの1つとして、自身が使用している方法論が記述されています。


書評記事の書き方や、詳細なノウハウについての説明は本書に譲るとして、
かわりに、印象に残った部分をピックアップします。


書評はそれ自身が作品として耐えうる。

本書では書評の定義としてWikipediaの一説より引用がなされています。
以下、引用。

書評(しょひょう、Book review)とは、一般的に、刊行された書物を読者に紹介する目的で論評や感想などを記す文芸評論の一形式である。
内容的には、書物の紹介と内容に対する論評とが共存しているところに、特徴がある。したがって、一般の文芸評論のように後者にのみ偏っているものは、通常は書評とは呼ばれない。ただしいわゆる新刊紹介と書評が区別される境界線もまた、この内容に対する論評の部分に存しており、筆者の独自の見解を示しつつ読者を書物の世界に誘いこむ不思議な文学形式であるということができる。優れた書評文はそれ自身が独立して鑑賞するに足る作品であることが多い。

つまり書評の定義とは、

  • 記事を読んでいる読者におすすめする本でなければならない。
  • 新刊を取り扱う。(絶対ではない)
  • 内容紹介に加え、評論者独自の意見も記述する。


上記のように箇条書きで整理ができますね。


個人的に主張したいのは引用のラスト1節。

優れた書評文はそれ自身が独立して鑑賞するに足る作品であることが多い。


著書の後半部分では、R-styleで実際に公開された書評がいくつか厳選して記載されています。
読み進めてみるとどれも示唆に富んだ文章で、該当書を読んだ読まないに関わらず、
また別の発見があることから引用部分も納得できるはず。


さいごに

冒頭でも述べましたが、I/O比は僕の中で常に気をつけて置きたいことの1つです。
読書の目的が何であれ、自分自身の言葉で描けるようになってこそ、
本当の意味で内容をモノにしたと言えるのではないかと。

BlogArts: 書評記事の書き方

BlogArts: 書評記事の書き方


結局、書評の書き方なんて書かずじまいでしたがR-styleさんへの感謝として、
本記事を書評記事として締めたいと思います。

書き方をお探し中の方は著書を読むか、下のリンクによさげな記事を貼っておきますのでどうぞ。
まず基本の型を覚えよう!苦手意識を克服するための書評の書き方 | こぶたの鉛筆 - ライターのための情報メディア
書評、読書感想文の書き方 - マトリョーシカ的日常





おまけ:書評が沢山あるサイトのリンク。
書評・最新書評|BOOK asahi.com:朝日新聞社の書評サイト
書評まとめ読み!本の総合情報サイト | Book Bang -ブックバン-
http://www.honzuki.{jp/  
書評空間::紀伊國屋書店 プロの読み手による書評ブログ