肝心なのは「どう伝えたか?」ではなく、「どう伝わったか?」
語彙が豊富な人。
ってのに昔から憧れていて、暇があれば本を読んでたり単語を調べたりとしていたんだけど、難しい言葉ばかりを覚えていって遂には見るのも体力が必要なお堅い文章が増えていった。
そうなると非常にマズイ。
そもそも自分が書いた文章が見てもらえなくなってしまうからだ。
「アイツはまた何か難しいことを言っているぞ」、「横文字ばかりでインテリぶってさ、癪なんだよね。」
たまに入るそんなツッコミすらも僕の中では情弱というラベル貼りをすることで、自分を肯定していた。
世の中のモノゴトは基本的にコミュニケーションツールであって、言葉も漏れなくそれに然り。
相手に「伝わって」はじめてその価値があるというもの。
ここのキモは「伝えた」のではなくて、「伝わった」。
相手にどう伝えたかではなくて、どう伝わったか?
これを意識しないと人間はコミュ障とやらになる。
よくよく観察してみると、コミュニケーションが上手い人とボキャブラリーに富んでいる人には共通点があり、
それは、自分が伝えたい人に対して、
過不足なく
相手が理解できるよう
言葉を(態度や動作もね)選んでいる。
つまり距離感の取り方が上手いのだ。
敬語や謙譲語ばかり使うということは、良くも悪くも距離を取る行為とも解釈できる。
クソ真面目に敬語ばかり使う人よりも、ちょっとチャラい崩した感じの言葉を使うやつの周りに人が集まるのもそんな感じなのだろう。
ちょっと話が脱線してしまったが、語彙を増やしたいのならば、まずは相手に応じて言葉遣いや単語を見直してみるのが一番の近道かもしれない。
相乗効果でコミュ力もあがるのかもね。