僕トク的なアレ

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V系は音楽ビジネスの救世主。メタラーがビジュアルに流れる理由。

ここ近年、DELUHIや摩天楼オペラVersaillesなどなどメタル系のエッセンスを取り入れたビジュルアル系が流行っていますよね。

元々ジャパメタの流れを取り入れていたジャンルなのですけど。ここ最近はV系で人気のジャンルの1つとしてゴリゴリのメタルリフを刻みドスの効いたデスボでシャウトするような、音源だけ聞くとメタルとV系の区別ができないようなバンドが増えています。



NOCTURNAL BLOODLUST - DESPERATE (PV FULL) - YouTube



なぜビジュアル系か?

結論から言うと、V系は音楽のビジネスモデルとして、他ジャンルよりも成功しやすいからではないかと思われます。

メタルに限らず、音楽業界はCDが売れずにあまり活発ではないことは皆さんご存知の通りです。

一般的に今まで成立していたCDやDVDを売るコンテンツ産業は無形ビジネスです。

そのためインターネットの普及により簡単にコピーでき、全世界に簡単に拡散されてしまうようになってしまいました。

一時期はCCCD(コピーコントロールCD)が発売され違法アップデートを抑止するような対策も取られましたが、逆に一般人から音楽を離れさせる原因となったようですね。


アーティストとして活動し生計を立てていくためには音源や映像の違法アップを取り締まる方向ではなく、ファンになってもらう為のツール、として一種のフリーミアム戦略をとり新規ファンを形成。
そして、コピーする事ができないLIVE活動(体験)やFC旅行、グッズ・アイテム(物体)を販売して収益をあげることが理想とされています。

実際、CDの売上が減ったのに対して、ライヴやフェスの動員数は上がっています。


さて、そんな前途多難な音楽業界なのですが実はV系アンダーグラウンドながらも根強い人気を誇っていますよね。

バンギャV系のファンの女の子)はメジャーなバンドのみに留まらず地元のマイナーなバンドまでも網羅し、ライヴに頻繁に通うなどかなりの熱狂ぶりとなります。
コアなファンはメンバーのパトロンになる場合もあるようで、そういった根強いファンのおかげでV系バンドは他ジャンルに比べ精力的に活動できているのではないかと思います。

化粧バンドやオカマバンドと揶揄される事もあるジャンルですが、ライブに対する姿勢やファンとの距離感。ファン形成のフローは音楽をやっている人は見習うべき点は多いのではないでしょうか。


枕営業などのブラックな側面だったり衣装などに多大な予算が必要だったりと苦労するべき部分も勿論ありますが勉強してみる価値は沢山あると思います。